東北地方の風土に相応しい新しい防護柵の開発にあたり、デザイナー大野美代子氏に基本デザインを依頼し、これをもとに鋼材メーカーを対象とした技術提案コンペを実施した。コンペは委員会形式(委員長:天野光一東京大学助教授)で行なわれ、この結果最優秀作品に神鋼建材工業(株)が選定され、実施設計を行なった。 新車両用防護柵は、従来のガードレールが有する「眺望を遮る」という景観的課題を解消するとともに、構造面、機能面でガードレールに劣ることなく、さらにはコストを可能な限り抑えるため、様々な検討、実験を繰り返し完成に至った。 |
新車両用防護柵 |